『LOVE/HATE』(ラヴ ヘイト)はART-SCHOOLの2ndアルバムである。2003年11月12日に東芝EMI(現:EMIミュージック・ジャパン)からリリースされた。
CD-EXTRA仕様となっており、「SWANSONG」と「LILLY」の2曲のビデオ・クリップが収録している。
木下は「毎日レコーディング中、酒を持ち込んで呑みながらやっていた」と語っている。
収録曲
- 水の中のナイフ
- タイトルはロマン・ポランスキー監督の『水の中のナイフ』より。木下は「ただ単にノリのいい曲。歌入れ直前にいとこの結婚式に参加し、そのときの思いが歌に影響している」と語っている。
- EVIL
- シングル「EVIL」より。木下曰く「攻撃的で攻めるといった感じ」。PVは演奏シーンと、ある部屋で戯れるメンバーと一人の女性の光景という内容。また、かなりの費用をかけて車を爆破するシーンを撮影したが結局数秒しか使わなかった(「UNDER MY SKIN」のPVでもそのシーンは見られる)。
- モザイク
- シングル「EVIL」より。木下は「後に聴き直してエグい、自堕落だなと感じた」と語っている。
- BUTTERFLY KISS
- 歌詞の「彼女は死んだ」という言葉について木下は「どこか遠くにいる人」という意味で使ったという。また「本当に好きな人には触れない、そういう思いを歌った曲」と語っている。
- イノセント
- 木下は「いつの間にか虚ろになってしまった自分のことを書いた。曲は明るくて逆にいいと思う」と語っている。
- アパシーズ・ラスト・ナイト
- 木下は「射精の後の無感覚さを歌った曲」と語っている。
- LOVE/HATE
- 木下は「自分であまりの暗さにびっくりした。大阪のライブで一度だけ泣きながら歌ったことがある」と語っている。
- ジェニファー'88
- シングル「EVIL」より。木下は「映画『ジェニファー8』を見た記憶を元に1988年生まれの女性を想起して歌詞を書いた。カレッジ・ロックっぽさがあってよい」と語っている。
- BELLS
- 木下は「J・マスシスのソロ・アルバムの曲の音を再現しようと日向と二人で試行錯誤していた」と語っている。
- SKIRT
- シングル「SWAN SONG」より。木下が好きな曲だったので本アルバムに再録した。
- UNDER MY SKIN
- シングル「UNDER MY SKIN」より。「フィードバックノイズとイントロのベースラインが気に入っている曲。『GOO』のころのソニック・ユースみたいなノイズが出したかった」と語っている。PVの世界観は「EVIL」と同じだが、色調やカメラワーク、セットなどが異なる。
- プールサイド
- しとやかな獣
- 曲名は映画『しとやかな獣』より。木下は「人間が生きていることに大した理由はない。だから素晴らしいということを歌った」と語っている。
- SONNET
- 木下は「子供の声を入れようと思い、子供の声ばかりが入ったDVDを素材として使った」と語っている。アコースティック・ギターは日向が弾いている。
- SEAGULL
- 初回限定版のみ収録のシークレットトラック。しかし、ブックレットには歌詞が掲載されている。
出典




