湯原町(ゆばらちょう)は、かつて岡山県の北部(真庭郡)に位置した町である。現在は合併により真庭市となり、町役場は真庭市役所湯原支局(後に湯原振興局に改称)となっている。
地理
中国山地に位置し、山林で占められている。湯郷温泉・奥津温泉と並ぶ美作三湯の一つである湯原温泉がある。旭川の河原に名泉砂湯という露天風呂がある。それを見下ろすように湯原ダムがあり、その奥は県下最大のダム湖である湯原湖となっている。
歴史
- 1904年(明治37年)6月1日 - 真庭郡八幡村・神湯村の2村が合併し、湯原村が成立。
- 1940年(昭和15年)11月3日 - 町制を施行し、湯原町(初代)となる。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 真庭郡湯原町・二川村の1町1村が対等合併し、湯原町(2代)となる。
- 2005年(平成17年)3月31日 - 真庭郡湯原町(2代)が同郡勝山町・落合町・久世町・川上村・八束村・中和村・美甘村、上房郡北房町との対等合併により真庭市となる。同日湯原町は廃止。
大字
現在は真庭市の大字として継承されている。一部の大字は真庭市成立時に改称している。
地域
教育
- 湯原町立湯原小学校
- 湯原町立二川小学校
- 湯原町立湯原中学校
現在は各校とも真庭市立となっている。
- 湯原町立二川中学校(1992年3月閉校、湯原中学校へ統合)
名所・旧跡・観光スポット
- 佐波良 形部神社
交通
- 町村内を走る鉄道はない。
- 国鉄南勝線の設置予定駅の中に「湯原駅」が存在したが、南勝線の起工式は行われたものの未成線のまま建設放棄された。
- 町内を走る高速道路 : 米子自動車道 湯原IC
- 町内を走る一般国道 : 国道313号
- 町内を走る県道
- 岡山県道55号湯原美甘線
- 岡山県道56号湯原奥津線
- 岡山県道322号中福田湯原線
- 岡山県道323号種見明戸線
- 岡山県道326号樫西湯原線
- 岡山県道447号粟谷美甘線
出身者
- 美甘政和
- 難波喬司
脚注
関連項目
- 岡山県の廃止市町村一覧
外部リンク
- 真庭地域合併協議会(総務省 合併デジタルアーカイブ)
- 追想:七十八市町村時代-湯原町(岡山県立図書館メディア工房)




