トリスタン・ゴメンディ(Tristan Gommendy、1979年1月4日 - )は、フランスのレーシングドライバー。
経歴
イヴリーヌ県ル・シェネで生まれたゴメンディは、2000年にフランスF3選手権でプロレーサーとしてのキャリアをスタートし、2002年にマカオグランプリ優勝、同年フランスF3選手権でシリーズチャンピオンを獲得。2003年にフォーミュラ・ルノーV6・ユーロカップでランキング4位。2004年にはワールドシリーズ・バイ・ニッサンに参戦し、ランキング5位。翌2005年にも参戦し、ランキング4位。
GP2、チャンプカー、スーパーリーグ・フォーミュラ
2006年、Iスポーツ・インターナショナルチームからGP2シリーズに5戦参戦し、開幕戦ではルイス・ハミルトンの前で最前列からのスタートに立ち、最高位はカタロニアで記録した5位2回で、ランキング20位で終えた。
2007年3月8日、ニール・ジャニをチームメイトとしてPKVレーシングからチャンプカーに参戦。ヒューストンとロングビーチでは、残り数周でクラッシュを喫するまで数周トップを走行していた。その後モントランブランでポールポジションとトラックレコードを記録した。14戦中11戦出場し、第12戦アッセンで4位に入り、140ポイント獲得し、ランキング12位に終わった。
翌年にチャンプカーがインディカーと吸収合併し、FCポルトからスーパーリーグ・フォーミュラに参戦し、2008年にヴァレルンガ、2009年にドニントンで優勝。その後他チームへ移籍しスーパーリーグ・フォーミュラを参戦したが、2011年シーズン途中で終了した為、目立った成績は残せなかった。
スポーツカーレース
2003年にル・マン24時間レースに初参戦。2010年にウェルター・レーシングからLMP2クラスに出走し、初完走を果たし、クラス8位を記録。2009年のル・マン・シリーズではウェルター・レーシングから参戦した。
2011年にスーパーリーグ・フォーミュラが解散して以降レースから遠ざかっていたが、2013年のル・マン24時間レースにシグナテック(LMP2クラス)からアルピーヌ・A450で出場し、総合14位、クラス8位。2014年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズではティリエ・バイ・TDS・レーシングからLMP2クラスに参戦し、シルバーストンで優勝。2015年にも参戦し、イモラで優勝、レッドブル・リンクで2位を獲得。2016年にはユーラシア・モータースポーツへ移籍し、レッドブル・リンクで2位を獲得した。
2017年、ジャッキー・チェン・DC・レーシングよりFIA 世界耐久選手権LMP2クラスに参戦。2017年のル・マン24時間レースでは総合3位を獲得した。
インディカーへの復帰
2017年9月11日、アメリカン・オープン=ホイールレースに復帰し、2018年のインディ500 でインディ500をデビューすることが発表された。かつてF1に参戦したラルースチームの元代表のディディエ・カルメルと提携し、シュミット・ピーターソン・モータースポーツから参戦するが、実現しなかった。
レース戦績
略歴
† Ineligible for points.
ル・マン24時間レース
フォーミュラ・ルノー3.5シリーズ
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
- † リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
GP2シリーズ
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
アメリカン・オープン=ホイール
チャンプカー・ワールド・シリーズ
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
スーパーリーグ・フォーミュラ
2008-2009
2009スーパーファイナル
- Super Final results in 2009 did not count for points towards the main championship.
2010-2011
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
- ‡ ハーフポイント。レース周回数が75%未満で終了したため、得点が半分となる。
FIA 世界耐久選手権
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
脚注
注釈
出典
外部リンク
- トリスタン・ゴメンディ - DriverDB.com



