松本 総吾(まつもと そうご、1840年(天保11年) - 1903年(明治36年))は、日本メソジスト教会の伝道者で、新約聖書学者松本卓夫の父である。

信濃国松代(現・長野県長野市松代)に生まれる。佐久間象山に師事し、青年期には横浜に出る。ある日、天安堂でR・S・マクレー宣教師の演説を聞いて感銘を受ける。マクレーから贈られた漢訳聖書を読んで、1876年に洗礼を受ける。

1878年メソジストの伝道者として松代教会に赴任する。1883年には執事になり、1884年には長老になり、函館教会に赴任し、1887年盛岡教会(現・日本基督教団盛岡松園教会)に着任する。1889年には日本人で初めての長老司になり、仙台連回議長と弘前連回議長を兼務する。

仙台教会、米沢教会、名古屋教会、鹿児島教会を歴任し、鹿児島教会で没した。

『讃美歌 (1903年版)』の「おもひいづるものはづかしや」(245番)を作詞する。

参考文献

  • 『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年

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