UボートX型 (U-Boot-Klasse X) はドイツ海軍の潜水艦で、第二次世界大戦で用いられた。XA及びXBの二つの型があるが、XAは設計図上のみの艦であり、実戦に用いられたのはXBの方である。

概要

機雷敷設用の潜水艦として、第一次世界大戦のUE型潜水艦を参考に設計された。XA型は1937年に設計だけが行われ、これよりやや小型のXB型が量産型としてキールで建造されることとなった。1941年から就役が始まり、1944年までに8隻が就役し、6隻が撃沈を被った。

機雷の敷設のため戦闘には不向きな設計であった。 魚雷発射管は2基が艦尾に設置されており、66個の機雷を機雷敷設筒に搭載することができた。

XB型の1隻であるU-219は日本海軍に接収され伊505となった。

性能諸元(XB)

  • 全長:89.8m
  • 全幅:9.2m
  • 排水量:水上1,763t、水中2,177t
  • 最大速度:水上16.5kt、水中7kt
  • 水中航続距離:176km(95海里)/4kt
  • 水上航続距離:34,200km(18,500海里)/10kt
  • 乗組員:52名
  • 兵装:53cm魚雷発射管×2、機雷敷設筒×30、20mm機関砲×1、37mm対空砲、105mm砲、魚雷×15、機雷×66

出典

  • Williamson, Gordon; Ian Palmer (2002). Kriegsmarine U-boats 1939-45: Vol 2. Osprey Publishing. ISBN 1841763640 

外部リンク

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  • uboat.net: U-boat types: XB

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Uボート 7C

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